2012年 11月 ディフェンシブ不動産投資
               大林 弘道著 幻冬舎ルネッサンス
 不動産投資というと一部のお金持ちの特権でしかないという印象ですが、本書は通常のサラリーマンの資産形成という観点から書かれています。年代別の投資方法、その節税、相続対策なども書かれており、不動産投資を考える人の入門書としてはいいのではないでしょうか。ワンルームマンション、ファミリー向けマンション、マンション・アパートの1棟、リートについて、そのメリット、デメリットがわかりやすく紹介されていますので、これから不動産投資を始めようとする人には参考になります。ただ税務関連については、危うい部分も多々あり、これを信じて進むことは危険です。
 不動産を選ぶ際は、収益性(儲け・利回り)よりも流動性(売りやすさ)を重視するなどは、今の時代にあった考え方だと思います。
 この本を読んで感じたことは、税金対策は個々のオーダーメイドなので、ワンパターンではいかないということです。
                            (柏木 英樹)
2012年 1月 感動の条件
               永松 茂久著 KKロングセラーズ
 自分の夢をかなえようとするとき、人は自分の力を発揮します。中でも自分の大切な人を喜ばせようとするとき、その力は最大限に発揮されます。この本の中で著者がメンターと仰ぐ斎藤一人氏から「成功するって簡単なんだよ。相手の気持ちになって動けばいいんだよ。人って理屈じゃないの。感動で動くんだよ。お前が上手くいかないのは自分のことしか考えてないからだよ。人は誰でも幸せになりたいんだよ。お前が本当に成功したいんならまず人を喜ばせてみな。人に幸せを与えてみな。自分軸から他人軸に変えればお前の悩みは一気になくなるよ。」「この世の中には、『与えたものが返ってくる』って法則があるの。本当の意味で人を幸せにする人のところに全て返ってくるから、結局自分が一番幸せになれるんだよ。これが、最終的に誰もが幸せになれるたった一つの方法なんだよ。」教えられたようです。確かにこの考え方はビジネスの基本だと思います。自分の利益をまず求めるのでうまくいかない、先に与えるからお客様は喜び、ビジネスがうまくいく。ビジネスの基本を再認識させられました。
                          (柏木 英樹)
2012年 3月 50歳を超えても30代に見える生き方
                南雲 吉則著 講談社+α新書
      
 著者は癌の専門医です。アンチエイジングについて書かれているのかと思いきや、前半は進化のメカニズムを、その中でも癌や糖尿病が発生する仕組みを分かりやすく書かれています。
 最近、免疫力を高めた方がいいとか、サプリメントを活用して栄養バランスを整えた方が健康のためにはいいと雑誌などに書かれていますが、本当は腹8分目、むしろ6分目の方がアンチエイジングによく、丸ごと食べられるものがいいと。野菜や果物は、なるべく皮のままで、皮にはポリフェノールがたくさん含まれていることが紹介されています。調理法についてもいくつか紹介され、参考になりました。花粉症についても花粉を徹底的に避けるのではなく、上手に付き合っていく方法が紹介されていました。本書の通りの生活を実行すると健康になれそうな気がします。今まで間違った生活を送っていたことを反省させられました。
                         (柏木 英樹)
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柏木英樹税理士事務所
2012年 7月 聞く力 心を開く35のヒント
                  阿川 佐和子著 文春新書
 週刊文春で長年にわたってインタビューを続けている著者。聞き上手になるのは?会話を弾ませるためには?どうすればいいのか。
 話し相手に不信感を抱かせないためにも、会話に集中することを心がけます。質問の内容はさておき、「あなたの話をしっかり聞いていますよ」という態度で臨み。きちんと誠意を示すことが、まずはインタビューの基本だと思うからです。
 臨床心理学者の河合準雄さんは、カウンセリングではアドバイスを一切しないとのこと。ただ相手の話を聞くだけ。聞いて相槌を打ち、話を促したりするだけだそうです。アドバイスをしない理由はアドバイスがうまくいった時はいいが、いかなかった時は、アドバイスが間違っていたのだと思い込み、他の原因を探さなくなることがよくあるそうです。本当に心の病を治そうとするなら、地道にその原因となるものを探し出す必要があります。
 本の中から文章を参考になりそうなところをピックアップしました。部下との会話や、家族との会話で使えそうなところが多々ありそうです。実体験を基に書かれているので、大変面白く読みやすい文章です。
                          (柏木 英樹)
2012年 8月 やりたいことをやれ
                  本田 宗一郎著 PHP研究所
 バイクに興味のない私がこの本を手にとったきっかけは、ある社長の「製造業の経営者にとっては、松下幸之助より本田宗一郎の人気が絶大だよ。」という話です。
 読み進めると、物づくりにかける情熱のすごさ、自分を飾らない人柄、人を学歴などで判断しないで自分の物差しで見ること、そのようなことに経営者は共感するのでしょうか。
 「腹の中で考えたことは、できるだけぶっつけてみて、それが正しいか正しくないか、面白いか面白くないか、価値があるのかないのか知りたいと思っている。また、何かを投げかけることで、新しい興味ある知識なり考え方なりが返ってくるかもしれない。こちらがその気になって素直に話しかければ、どんな相手でもそれに応えてくれる。」経営者はとかく頭の中で考えに考えた挙句でなければ行動できません。腹の中をわって話すことで解決策が見えてくることもあるはずです。この本を読んで、本田宗一郎イズムを受け継いでいるのであろうホンダの車に乗ってみたくなりました。
                            (柏木 英樹)
2012年 10月 夢を力に
                本田 宗一郎著 日経ビジネス人文庫     
 先月に引き続き本田宗一郎の本を紹介します。
 本田宗一郎を支えた藤沢武夫(副社長)という人物をご存知でしょうか。ホンダの創業期に互いに一目惚れし、ホンダの基礎を築きあげた人物です。本田宗一郎は、開発、対外業務を行い、藤沢武夫は、営業、財務など社内体制の構築を行いました。創業期は夢を語り合いながら仕事をしていたようですが、会社が大きくなると離れて仕事をしていたようです。それでも互いの意見がぶれることはなく、強い信頼を築いていました。本田宗一郎の引退も藤沢が花道をつけます。創業25周年、後継者が育ったのを見計らい、藤沢自身が先に身を引く決断をします。それを聞いた本田は「私と副社長とは二人で一人前でどちらかが欠けてもダメだ。いってみれば半玉が二人で芸者として一本立ちできたようなものなので、辞めるとき一緒なのは当然」と自らに言い聞かせるように語ったといいます。その後、ある会合で二人があったと、本田は「まあまあだな」と「そうまあまあさ」と答え、「幸せだったな」、「本当に幸せでした。心からお礼をいいます」と藤沢。「俺もお礼をいうよ。良い人生だったな」と本田。互いにない部分を補い、信頼関係を築き、ホンダを世界有数の企業に育てた二人。引退にあたっての二人の会話、こんな人間関係が築ければと思いました。
                            (柏木 英樹)
2012年 12月 なぜ、あの会社は儲かるのか?
          山田 英夫・山田 節著 日経ビジネス人文庫
 会社関係の本は、難しく最後まで読み切れない、そんな声が多いため、この本は実例を交えて数字や指標に関することは極力減らし記載されています。
 中でも一番印象に残ったのは、稼いだ利益を何に替えるかという章で、阪急と任天堂が比較して書かれています。阪急は土地に替え、住宅地を開発、沿線に学校(関西学院等)や遊園地(宝塚)を誘致し、旅客を増加させる方策をとり、成功してきましたが、大阪圏の人口が減少している今となっては、このモデルは成り立たなく(利益を上げることができなく)なってきました。一方、任天堂は、ゲームは一過性のもので、ヒットにより収益は相当左右されるため、キャッシュのまま持っています。任天堂もゲーム機器(DSやWii)からスマホ(ソーシャルゲーム)への移行時期になりつつあり、今までと違い利益を上げることが難しくなってきました。蓄えた資金をどのように活用するのかが、今後の経営者の腕の見せ所です。
 その他、消耗品で稼ぐCanonやポイント(マイル)稼ぐANAなど、本業であったフィルムが消滅した富士フィルムなど具体例が多く、理解しやすい、また考えさせる本でした。
                            (柏木 英樹)
2012年 6月 サムスン流仕事の流儀
             ムン・ヒョンジン著 サンマーク出版
 日本の家電メーカーが没落していく一方、韓国のサムスンは事業を急拡大している。日本よりも小さな国である韓国のメーカーがなぜここまで成長できたのかを探りたくて読み始めました。
 入社まえから入社5年後には『こうあるべきだ』というようにまとめられています。その中でも気になった部分を紹介します。
・2年目 サムスンですら社員を判断するのに最も高くかっているのが「忠誠心」である。忠誠とは、自分のやり方を捨てて、上司のやり方、上司が求めるレベル以上の結果を出すために、上司の視点・立場になることである。自分の考えることなど、たかがしれている。だから、狭い自分の思考の殻に閉じこもるものではなくて、上司の視点に立って行動することが必要である。
・5年目 ビジネスパーソンである自分を「給料をもらい、労働力を売る人間」と考えてはいけない。そこでは何の価値も生まれない。「もらえるぶんだけもらって、もらったぶんだけ働く」という単純な倫理では「未来」を見つけるのは難しい。ビジネスパーソンは「職場という枠の中で、自分の能力を高め、それによって自分が成長するきっかけをつくり、最終的に成功に向かっていく者」とみずから意識すべきだ。
・5年目 夢をかなえるために具体的なルートを設定する。本当に大切なことは、それが雲をつかむような夢にならないよう、一つひとつ具体的なルートを設定することだ。自分がかなえようとしている夢を考えてみて、その夢をかなえるためにすべきことを一つひとつ書き出していくことは役に立つ。
 新入社員はもちろんのこと、管理職、経営者が読んでもヒントがたくさん詰まっています。
                          (柏木 英樹)
2012年4.5月 人を動かす
                   D・カーネギー著 創元社
 古くから読み継がれている世界的なロングセラー。サラリーマン時代に「道は開ける」を読んで感動したのを覚えています。
 「人を動かす」には、どのようにすれば人は自分の考えているように動いてくれるのか、その心理が説明されています。私もそうですが、自分自身に余裕がないときは辛辣な言葉を投げかけ、仕事をお願いすることが多々あります。これでは人間関係がぎくしゃくし、ビジネスもうまく展開していきません。この本では、相手の心に働きかけ、気持ちよく動いていただくようにはどのようにすればよいのかが具体的に記されています。読んでいるときは、なるほどと肯くことが多々ありました。2月号で紹介した齋藤一人さんは弟子にこの本を7回は読めと言われています。読みこなし、自分のものにできれば気持ちよく仕事ができそうです。松下幸之助さんの「道を開く」とともにバイブルになりそうです。
                           (柏木 英樹)
2012年 2月 強運
                         齋藤 一人著 PHP研究所
 著者は銀座まるかん創業者の一人。「スリムドッカン」とダイエットの商品名で知られています。1993年から10年間、高額の納税者番付で連続6番以内にランクインをする成功者です。
 強運とは、たまたま運がいいというのではなく、それがずっと続く状態であること。そのためは、今自分のいる位置より段階を1つ上げ続ける努力をすること。多くの人は、10段階ずつ、あるいは100段階一気に上げることを目指すので失敗してしまう。
 また、仕事にいい仕事、悪い仕事はない。いい仕事になるかどうかは本人次第。仕事は一生懸命やってるけど、うまくいかない人がいます。その場合はやり方を間違っているので、それを改良し続けることが必要だと。多くの人が、地道な努力をしつづけることができません。単純に同じことをやり続けるのではなく、その状況に応じてやり方も変えていかなければなりません。
 成功の法則は案外単純です。ただ人間は弱いのでそれをやり続けることができるか、まさにそこにかかっているのではないでしょうか。
                          (柏木 英樹)
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